エレベーターの補助金を国土交通省から賢く活用しよう!
低層マンションでは、エレベーター(昇降機)の設備がないマンションがあります。しかし、高齢化に伴ってエレベーターを後付けしようという考えもあります。そんなときに役立つのが、国土交通省の補助金を活用することです。経済的な負担を軽減できる補助金を賢く活用しませんか。
■ 目次 ■
優良建築物等整備事業
国土交通省のホームページには、「優良建築物等整備事業(社会資本整備総合交付金)」が紹介されているページがあります。
「優良建築物等整備事業」の目的は、市街地の環境の整備改善、良好な市街地住宅の供給、防災拠点の整備等に資するため、土地の利用の共同化、高度化等に寄与する優良建築物等の整備を行うことにあります。「国の埋蔵金」とも言われているようですが。
既存ストック再生型
「優良建築物等整備事業」の中でも、既存のマンションにエレベーターを外付けするなどの整備改善を行うのは、「既存ストック再生型」のバリアフリー改修に該当します。
そのほか、省エネ改修・維持管理対策改修・防災対策改修・子育て支援対応改修がありますので、エレベーターの外付けに限らず補助金を受けることができます。
補助金を申請できる条件として、
①10名以上の区分所有者が存するストック事業であり、60歳以上の高齢者(同居する者がない者又は同居する者が親族等である者)の居住する世帯の割合が5割以上のストックの改修であること。
②次のいずれの要件も満たし、かつ10人以上の区分所有者が存する住宅・建築物 ストックで行われる改修・官民連携の協議会が組織されていること・都市開発方針、その他まちづくり計画に位置付けられた地区、その他まちづくり計画に位置付けられた地区。
となっていることに留意してください。
マンションには、建物の老朽化と住民の高齢化という2つの老いが存在します。高齢者が住みやすいマンションにするためには、エレベーター(昇降機)の設備は必要であると思います。
おわりに
国や市からの補助金制度は、なぜか大きく取り上げることがないので、知らずに補助金を受けずに管理組合で実施してしまうことがあります。
せっかくのよい支援策であっても、恩恵に預かれるのは、補助金制度を知っていた一部の人間だけだという悲しい実態があります。
プッシュ型支援とプル型支援の2種類が支援の方法にはあります。プッシュ型支援とは、自治体からの具体的な要請を待たずに、被災者に必要不可欠と見込まれる支援物資を緊急輸送する支援を言います。
プッシュ型支援に対して、プル型支援とは、被災地にヒアリングした上で要請があった支援物資を被災地に送ることをプル型支援と言います。
「優良建築物等整備事業」も、プル型支援なので、要請がなければ補助金の対象にはなりません。国の埋蔵金
自分の住むマンションでも、「優良建築物等整備事業」に該当する工事を行う予定がないのかを確認しましょう。
エレベーターの補助金を国土交通省から賢く活用しよう!
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